アップスは、サーフィンのテクニックの中で非常に重要なものです。波の上で加速して技を行う前に、スピードに乗る基本的な動作として使われています。アップスをマスターすることで、スピードを上げたり次の技をする際の溜めになります。ぜひ、皆さんもアップスの重要性について知っておきましょう。
アップスのやり方
アップ
- テイクオフ後の低姿勢状態からスタート:波に乗った後、膝を曲げて低い姿勢を保ちます。
- ゆっくりとヒザを伸ばしていく:波のトップに向かってゆっくりとヒザを伸ばします。
- 目線を波のトップ方向に向ける:進行方向に向いている胸を、ヒネって波側に向けていきます。
- サーフボードのレールを波に入れて、波を上っていく:目線を行きたい方向に向けて、ヒザの屈伸と状態のヒネリを使って上がります。
ダウン
- アップで体が伸び上がった状態からスタート:アップスの後、体を伸ばした状態から始めます。
- ヒザを曲げて低姿勢を作りながら、波に入れていたレールをフラットにしていく:波のボトムに向かって進みます。
- 目線を波のボトム方向に向ける:進行方向に向いている胸を、ボトム側にヒネっていきます。
アップスのコツ
- 腕の使い方:アップスをする際、波側の腕をグルグル回してバランスをとることがポイントです。また、腕の動作を意識すると、さらにアップスがやりやすくなります。
アップスの練習方法
- スケボーで練習する:スケボーでスピードをつけるやり方とアップスでスピードをつけるやり方は似ているため、スケボーで陸トレすることが効果的です。
- 上手なサーファーを観察する:通っているサーフポイントで上手なサーファーのアップスを見つけて、予習や復習に活用しましょう。
アップスをしすぎるのは良くない
アップスをすることはサーフィンにおいてとても重要なことです。しかし、アップスが多いのはかえって良くありません。
上手い選手を見ると分かると思いますが、必要最低限のアップスと大きく大胆な技をするときの助走程度でしか、アップスをしないのです。
なので、アップス以上に次の能力をつけることも大切なのです。
- 波のリズムを読む能力:上級者は波のリズムを正確に読み取り、適切なタイミングでアップスを行います。彼らは波のエネルギーを最大限に活用し、無駄な動作を省いています。
- スピードの維持:アップスはスピードを維持するための重要な要素ですが、上級者は波のエネルギーをうまく利用してスピードをキープします。そのため、アップスの回数を減らしてもスピードを失わないことがあります。
- テクニカルなスキル:上級者はテクニカルなスキルを持っており、波の中でのバランスやターンをうまく行えます。そのため、アップスを頻繁に行わなくても、高度な技術で波に乗り続けることができます。
パンピングとは
アップスに似ているパンピング(板を海面に対して垂直に、板の前部分を上下に動かしてスピードをつける)がありますが、こちらよりアップスを使うようにしましょう。
パンピングは、サーフボードを使って波のエネルギーを最大限に活用し、連続的な動きを行う技術です。基本的には、波がない状況でも動きを続けることで、スピードを獲得するためのテクニックです。サーファーは、体重移動やボードのエッジング、腕の動きなどを使って、波のエネルギーを利用して加速します。ポンピングは、波が小さい場合や弱い場合でも、スピードを保ちながら波乗りを楽しむための重要な手法です。
まとめ
アップスは、サーフィンにおいて重要な技術です。適切なポジショニングとタイミング、そして継続的な練習を通じて、サーファーはアップスをマスターし、波に乗る喜びを最大限に引き出すことができます。アップスを通じて、波との一体感を感じ、サーフィンの素晴らしさを存分に味わいましょう。
コメント