スノーボードのエッジメンテナンスは、滑走時の安定性や操作性を向上させるために重要です。以下に、エッジメンテナンスの基本的な手順と注意点を簡潔に分かりやすく紹介します。
エッジのサビ落としとバリ取り
エッジは何もメンテナンスをせずに長期間使用していると、錆びたり、バリ(鉄がギザギザ状になる)が出てきたりします。そんな時は、ヤスリを使って削ってあげるときれいになります。
しかし、あまり強く削りすぎるとエッジの部分が薄くなって、引っかかりやすくなるので気を付けましょう。
エッジのビベリング(角度付け)
- エッジの角度を調整することで、滑走時の挙動を変えることができます。
- ベースエッジとサイドエッジの角度を設定します。
- ベースエッジは0.25~1度の範囲で行い、雪へのエッジング(食いつき)を良くします。エッジングが適切でないと滑走時に滑りやすくなります。
- サイドエッジは0.5~3度の範囲で行い、粘り(抜けの時の抵抗)を調整します。角度が大きすぎるとエッジが引っかかりやすくなりますので注意しましょう。
エッジのダリング
エッジを丸くすることをダリングと言います。エッジの角度が鋭ければ雪に突き刺さりますが、丸くしておけば抵抗がなくなります。特にパウダーでの進みをよくするためにも有効です。
最悪の場合は専門家に頼む
エッジメンテナンスは慎重に行う必要があります。スノーボードショップや専門家に相談して適切な方法を学ぶことをおすすめします。プロのアドバイスを受けることで、滑走時のパフォーマンスを向上させることができます。
エッジの角度について
- ベースエッジ(Base Edge):ベースエッジは、雪面に対して平行な方向のエッジです。この角度を調整することで、滑りの安定性や旋回性が変わります。ベースエッジの角度は0.25度から1度の範囲で調整されます。一般的には初心者は1度、中級者は0.5度程度が適しています 。
- サイドエッジ(Side Edge):サイドエッジは、エッジの横側の角度です。サイドエッジの角度は90度から引いた数字で表されます。一般的には0.5度から3度の範囲で調整されます。サイドエッジの角度を調整することで、エッジのかかり方や滑り心地が変化します 。
エッジ角度の調整は、滑り方やスタイルに合わせて行うことが重要です。以下は一般的なエッジ角度の設定です。
- 初心者:ベースエッジ1度、サイドエッジ89度(トータル90度)
- 初心者から中級者:ベースエッジ0.5度、サイドエッジ89度または88度(トータル90度または89度)
まとめ
スノーボードのエッジメンテナンスについて、いくつかの方法を詳しく説明しました。自分でエッジメンテナンスを行う際は、注意深く作業しましょう。スノーボードライフを快適に楽しんでください
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